メサ・ヴェルデ

メサ・ヴェルデ

みなさんは「メサ・ヴェルデ」という世界遺産をご存じでしょうか?

この世界遺産は1978年にユネスコの世界遺産に登録された文化遺産です。

1906年に国立公園として公開されるようになった世界遺産であり、アメリカのコロラド州南西部に位置するこの文化遺産はかつて住居として使われていたことで知られています。

アナサジ族という農耕民族が住んでいたとされるこのメサ・ヴェルデは、スペインの言葉で「美しい緑」を意味しており、美しい緑のロケーションに包まれているその辺り一帯はその保存状態の良さで来訪者を驚かせています。

この世界遺産には1世紀から人が住み始め、8世紀迄その住居の中で「バスケット・メーカー文化」と言われる文化が発展するようになったのですが、それから先は衰退していき、住居だけがそこに残るようになりました。

白人によって発見されたのは1874年のことであり、それまでの時代は住居として使われておらず、長年にわたって放棄されていたのです。

メサ・ヴェルデの内部では先住民族による儀式(「キヴァ」と呼ばれるもの)が9世紀から始められるようになり、やがて住居の中ではその儀式をする為の「区画整理」が行われるようになりました。

この区画整理によって集落遺跡の中では「プエブロ文化」と呼ばれる文化が発展し、内部の様相はますます近代整備の基礎的なものになっていくのです。

これらの世界遺産は「集落に住んでいる民族にもこれだけの生活能力があるのだ」と我々を驚かせるのですが、素晴らしいのはそればかりではありません。

盛り立てるような緑が広がる外のロケーション、周辺の環境を一切損なわない色合い、大地に混ざりきったその住居の仕様。

そしてその内部に広がる人間的な知性な輝きは、見る者に計り知れないほどの感動を与えてくれます。

ちなみに、この世界遺産はかなり広い範囲に集落が点在しているので、しっかり観光しようとすると多大な時間を要する世界遺産です。

ツアーに参加すればスムーズに観光していくことが可能ですが、そもそもこの世界遺産の内部にはおよそ200以上もの部屋があるので、一つずつ見ていこうとすると日が暮れてしまいます。

何かとピンポイントに絞って、上手に見せてくれるようなガイドさんが必要となってくるので、適当な人に任せず、信用できる人を探してみてください。

また、世界遺産は基本的にはしっかり整備されているので、どこへ行くにも安全に歩くことができます。

しかし、この世界遺産の現地に限っては「やや危ない」と言わざるおえない雰囲気の場所です。

ガイドさんがついていても、本人がちょっと目眩でもおこせば容易に転がり落ちて死んでしまうので、当日のコンディションには重々注意した上で参加しましょう。