カールズバッド洞窟群国立公園

カールズバッド洞窟群国立公園

アメリカの世界遺産「カールズバッド洞窟群国立公園」は、今から今から約2億5000万年から3億万年前の時代の二畳紀(またはペルム紀とも言う)の化石などを見ることができる多数の鍾乳洞などの洞窟群が保存されている国立公園です。

その景観が、極めて優れた自然の美を示していること、及び地球の歴史上、重要な見本となることから、「カールズバッド洞窟群国立公園」は、1995年に世界遺産に登録されています。

「カールズバッド洞窟群国立公園」は、アメリカの南部のニューメキシコ州グアダルーぺ山脈にあります。
発見以来、約90年にわたって科学的な調査が行われていますが、未だにその全貌は明らかになっていないほどの規模の大きさを誇っています。確認できている範囲で83の洞窟が発見されています。

その一つ、レチュギア・ケイブは、その深さが489メートル(海面下では約390メートル)あり、アメリカで最も深い洞窟です。そして、長さは203キロで世界第5位の大きな鍾乳洞です。
因みに日本で有名な山口県の秋芳洞は、深さが約200メートル、距離が8.5キロと言われているのでその大きさが良く分かります。

一般的な鍾乳洞は、弱酸性の地下水が石灰岩を長い時かけて、浸食してできますが、世界遺産の「カールズバッド洞窟群国立公園」の大規模な鍾乳洞は、石灰岩が、石油などの地下資源によって発生した硫化水素が地下水と反応して硫酸に急速に溶かされた出来たものです。

それにより、規模の大きい鍾乳洞と無数の石柱やつらら石などの鍾乳石など二次生成物が生みだされ現在の自然の景観を作り出しています。
そのため、「カールズバッド洞窟群国立公園」は世界の他の鍾乳洞に比べて、美しさと多様さと大きさは突出しているといわれています。
洞窟内に観光客のためのレストラン、カフェがあるほどですから、その規模が分かります。

一般的な観光ルートで見学時間は2,3時間かかるので、夏は15時半、冬は14時で入ることができなくなります。ですから観光に行くときはスケジュールに余裕が必要となります。

ここ、「カールズバッド洞窟群国立公園」の見どころは鍾乳洞だけではなく、もう一つあります。
それは、期間が4月中旬~10月中旬、時間帯が夕方と限定されますが、100万匹と言われるコウモリの大群が飛び立つのが見られることです。まるで大きな黒い雲が動いているかのような迫力ある光景です。

入場料は、ガイドなしでは6ドル、15歳以下無料です。最寄りの大きな空港はテキサス州のエルパソ国際空港となります。ここからは、車で約3時間かかります。
クリスマスの日はお休みで、それ以外は全て観光可能です。
全てにおいて規模の大きい鍾乳洞は必見に値します。